箕面の活動グループが週替わりでお送りする「まちのラジオ」。毎月第二木曜は、大阪大学社学連携事業。大学と社会のつながりをテーマに放送しています。今回のゲストは、大阪大学大学院・工学研究科から、金谷一朗准教授をお招きしました。
大学時代、「電気工学」を専攻されていた金谷さん。「電気工学と電子工学に分かれていてね、人が死ぬのが『電気』、死なないのが『電子』なんですよ」…聞いたときは思わず耳を疑いたくなりましたが、「電気」のほうは、鉄道や発電所など、インフラとして使われる電気を主に研究し、コンピューターや精密機器など電気機械を扱う方は「電子」になるのだそう。「僕は電気工学専攻だったけど、本当にやりたかったのは電子の方だったんだ」と話してくださいました。
ほかにも、奈良先端科学技術大学院大学時代からご興味を持ってされている「デジタル考古学」のご紹介もしていただきました。エジプトなど海外に実際に行かれて、現地の遺跡をデジタル化して保存することもされています。
そして、今後予定されているイベントとして、大阪大学21世紀懐徳堂の上畑史さんをまじえて、「UNLIMITED: 科学の新たな地平をひらく」をご紹介いただきました。vol.1は、「声を語る/言語を聴く ヴォイスパフォーマーと言語学者の対話」。大阪大学大学院・文学研究科の金水敏教授と歌手の巻上公一氏の対談となっています。今回時間を割いてご紹介したのは、vol.2「演劇・リアリティの地平線/演出家とコンピュータ科学者の対話」。演出家、劇作家のウォーリー木下氏が金谷先生と対談に臨みます。中学高校と天文部だった金谷さん。昼間には活動がなかったので、演劇部の舞台装置を作る手伝いなどもされていたそうで、演劇にはもともと興味があったとのこと。どのような対談になるか、今から楽しみです!
UNLIMITED: 科学の新たな地平をひらく
11/23(祝) vol.1「声を語る/言語を聴く ヴォイスパフォーマーと言語学者の対話」
12/7(土) vol.2「演劇・リアリティの地平線/演出家とコンピュータ科学者の対話」
場所:大阪大学豊中キャンパス 大阪大学会館1階 大阪大学21世紀懐徳堂スタジオ
費用:無料 お申込が必要です(申込方法など詳細はこちら)
■「『まちのラジオ』第二週・大阪大学社学連携」10/10(木)午後3時放送
(再放送は9/12(木)午後9時、10/13(日)午後1時)