今年は光を撮ろう@「カメラとお散歩」

2016/01/06

毎月第一水曜日11時からお送りする「カメラとお散歩」ではスタジオにカメラマン宮本陽さんをお迎えして、カメラの楽しみ方や撮影エピソード、ワンポイントアドバイスなどを聞かせていただきます。
160106_camerawebあけましておめでとうございます。
今年も「カメラとお散歩」をよろしくお願いいたします。

さて、今月のテーマは「今年は光を撮ろう」。
これまでの放送でも、被写体の奥の方向からの光を活用すると印象的な写真になると
お伝えしてきました。

まずはその復習から。
1.なぜ奥の方向からの光なのか
奥、つまり斜め左(または右)からの光が当たることで、明るい部分と影の部分ができることで、立体感・質感が生まれます。
2.逆光はダメと言われてきた理由
集合写真のように、大勢の人の顔がしっかり写ることが大事な写真では、
顔に影がさすことは望ましくありません。
だからこそ逆光はダメ、順光(映る人が正面から光を受ける)で、と言われてきました。
それがいつのまにか「写真を撮るときは(どんな場合でも)逆光はダメ」と定着してしまったようです。
3.露出の難しさは補正(スマホならスライダー)で解決

もともと、Photoの語源 “photograpic” は、光で描く、という意味です。
今までとは一味違う「新しい光」を感じて、さらにアピール力のある写真を
楽しみましょう。
以下のサンプル写真の中に「光」をお感じになりますか?

・夕暮れの時間帯を語るイメージ(撮影:宮本陽さん 一眼レフ使用)
160106_phote1
・奥に海面が大きくボケて光るイメージ(撮影:宮本陽さん 一眼レフ使用)
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・夕日が印象的な大阪駅(撮影:宮本陽さん iPhone Camera使用)
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・シルエットが語る光(撮影:宮本陽さん iPhone Camera使用)
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何をどう撮影するかにプラスして「光」を考慮に入れていただくと、よりカッコイイ写真になりますよ。
またサンプル写真から、明るいだけが「光」ではないことがおわかりいただけると幸いです。
どうぞご参考になさってください。

**質問&作品 募集!!**
「カメラとお散歩」ではカメラや写真撮影に関する質問、ならびにあなたの作品を募集しています。
いただいた作品には宮本さんからの講評並びに、ワンポイントアドバイスがいただけます。
なおご質問の際には、お使いの機種やどのような状況でのことかなどなるべく具体的に教えてくださいね。
メールの件名は「カメラとお散歩」係:816@minoh.net
お待ちしています。