毎月第一水曜日11時からお送りする「カメラとお散歩」ではスタジオにカメラマン宮本陽さんをお迎えして、カメラの楽しみ方や撮影エピソード、ワンポイントアドバイスなどを聞かせていただきます。
今月は単焦点レンズの魅力についてお聞きしました。
まずは時々見かける間違いについて。
変換ミスと思われますが「短焦点」と記載されている時があります。正しくは「単焦点」です。
次に「単焦点レンズ」=「安物」という誤解についてひとこと。
単焦点レンズの特徴である「ズームが効かず、単一の画角や焦点距離しか備えていない」ことを「一つのことしかできない安物」と捉えるかたがおられるようです。
しかし本当は安物どころか、単焦点レンズは、絞り(f値)を解放することで明るくかつ、背景を大きくぼかすことができ、味わい深い写真が撮れる、いわば「職人肌」のレンズなのです。
サンプル写真を見ていただきましょう。
・薔薇(撮影:宮本陽さん 一眼レフ・単焦点レンズ使用)
・ティータイム(撮影:宮本陽さん 一眼レフ・単焦点レンズ使用)
どちらも、ピントがあっている部分のくっきりしたラインと、背景の大きなボケの差が、なんとも言えない味わいを生み出しています。
単焦点レンズの魅力はボケだけではありません。
非常に画質が良いのも特徴です。
入門グレードの一眼レフについてくるキットレンズ(望遠2種類)での撮影から一歩踏み出すなら、次は単焦点レンズがお勧めです。
今月の話題について、より専門的なことを知りたいかたは宮本さんのコラムをご参照ください。
⚫︎単焦点レンズの魅力って何だろう?
⚫︎単焦点レンズは安物か?
千波留も単焦点レンズで撮影してみました。
背景の「みのおエフエム」の文字が大きくぼやけていて、これだけで何やらカッコイイではありませんか。
ビバ、単焦点レンズ!
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