大学の先生や留学生をゲストに迎えたり、いま話題のテーマで討論したり、地域で行われている催しに参加して取材したり、毎月趣向を凝らしてお届けしています。
■発掘!Osaka University
大阪大学の先生や留学生をゲストに招いてお話を聞くこのコーナー。
今回は「大阪大学落語研究部」から、銀杏亭駒蔦(いちょうてい・こまつた)さんこと、斉藤匠(さいとう・たくみ)さんをお迎えしました。
現在、法学部3回生の斉藤さん。高校までは剣道部に所属していましたが、大学で何か文化的で面白い活動がしたい、と落語研究部へ。学園祭や箕面市内の公民館・図書館を始め、各地で落語を披露してきました。
番組では、実際に「十徳」という落語を実演していただきました。
「前から見れば羽織のごとく、後ろから見れば衣のごとく。
ごとく、ごとくで、『十徳』や!」
比較的短めのネタではありますが、目の前で演じられる生の落語に、ふらっとちゃっとメンバーもぐっと惹きつけられた様子。身振り、手振りに表情まで、豊かな落語の世界を堪能するひとときとなりました。
斉藤さん「ラジオなので顔が映りませんけど…もし映像があれば、この4倍は面白いと思ってください(笑)」
落語の魅力については「一人でできるということですね。自分で工夫しながら面白くできるし、ウケたらそれは全部自分の力、といえます」と斉藤さん。
逆に、ウケなかったときや、途中で忘れてしまったときは、誰もフォローしてくれないという大変な面もあります。
最後に、斉藤さんにとって「落語」とは?
「生活を楽しくする手段、ですね。落語に出てくる人たちはいつも失敗ばかりしていますが、それを笑いに変えられるところが素晴らしいです」