寒い日が続きますが、どこからともなく春の足音も聞こえてくる、そんな季節。みなさんは、どんな時に春を感じますか?
六車さん「鼻がムズムズして…」
そう、花粉も飛び始めているようですね。
花粉症のかたにとっては、つらいシーズンの始まりともいえます。
他にも、「梅が咲き誇っています」「明け方の空に見える金星が、日ごとに低くなって、山に隠れるようになったら春なんです」
そんな中、どっこい三味線の浅井さんは、春を感じる暇もなく、バタバタと走り回っているそうです。
浅井さん「とにかく最近、忙しくて…」
篠山さん「浅井さん、なぜかいつも横向きで走ってるんですよ」
柴田さん「冬の間、カニを食べ過ぎたんとちゃうか!?」
さて、今回のゲストは熊野禮助(くまの・れいすけ)さん。
ごった煮座とは、1999年の10周年記念公演で、熊野さんが脚本・演技指導を担当して以来のお付き合いです。
箕面の民話採集者として有名な熊野さんが箕面にやって来たのは、昭和33年。
当時は箕面のことを「何も知らなかった」という熊野さんですが、住んでいるうちに少しずつなじんでいきました。
民話採集のきっかけは、当時の北摂の地域情報紙の編集者から
「池田や豊中には、立派な民話がたくさんあるのに、不思議と箕面には民話がないね」
と言われたことでした。市役所や地域の人に聞いたところ、民話が無い訳ではなく、ちゃんと形になっていないだけということが判明。
それなら、と熊野さんが採集を始め、「鳥居の争い」「滝つぼに落ちた刀」「泣き地蔵」など多くの箕面の民話が集められました。市民展での民話パネル展示が話題となり、箕面市の広報紙でも2年に渡って連載されたそうです。
1999年のごった煮座公演「俳句忠臣蔵『ああ萱野三平』」の思い出話にも、花が咲きました。
熊野さん「障子の向こうで、三平が切腹する瞬間、光が赤くなって…その間、ずっとハミングが流れていて、あれを観たときに『ああ、芝居はやめられないな』と思いました」
ごった煮座は今年、記念すべき100回目の公演を迎えます。
■第100回ごった煮座コンサート「萱野の七夕さま」
日程:9月4日(日曜日)
場所:メイプルホール大ホール
ごった煮座では、このコンサートに参加していただく出演者を募集しています。
3月21日(月曜日・休日)に結団式、その後は日曜日に定期練習が行われる予定です。
詳細は、今後の番組でお伝えしていきますので、お楽しみに。