スマートフォンで雛人形を撮影しよう@「カメラとお散歩」

2016/03/02

毎月第一水曜日11時からお送りする「カメラとお散歩」ではスタジオにカメラマン宮本陽さんをお迎えして、カメラの楽しみ方や撮影エピソード、ワンポイントアドバイスなどを聞かせていただきます。
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3月3日は桃の節句。
今月は、スマホカメラでお雛さまを撮影するコツを教えていただきました。
雛人形の表情を活き活きと撮影するには、やはり一眼レフの方が有利。
でもポイントをうまく掴めば、スマホカメラでもとても印象的な結果を得る
ことができます。

ポイントは3つ。
1.斜め奥からの光を生かす
2.露出は暗めでも良い場合がある
3.顔が影にならないように自分が動いてみる

サンプルを見てみましょう。
・雛人形1(撮影:宮本陽さん 一眼レフ・順光)
 順光(正面からの光)なので表情がのっぺりしています。
miyamoto_sample1
・雛人形2(撮影:宮本陽さん 一眼レフ)
 右奥から光が当たった状態なので、鼻や頬に陰が差し、衣装の質感も伝わります。
miyamoto_sample2
・お内裏様(撮影:宮本陽さん iPhone5s)
やはり右奥からの光があたった状態。表情に光と陰があります。
miyamoto_sample_iPhone

・雛人形(撮影:宮本陽さん iPhone5s)
部屋の照明がついた状態で、明るい印象。
陰影はありませんが、華やかな印象の写真です。
miyamoto_sample_roomlight

お雛様の表情がポイントですので、影さえあればいいというわけではありません。
あくまでも質感が感じられる程度の影になるよう、撮影位置や露出を調整してくださいね。

【質問】
今日は質問をいただきました。
「子どものピアノの発表会があります。
 撮影OKということなのですが、どこから撮影するのがいいでしょうか?」

A.仕事で撮影する場合、ホールの中央付近から撮影します。
 その位置からだと、グランドピアノの全体(蓋が開いてかっこいい状態)と、
お子さんの横顔、手が写るからです。
 あまり前のほうに陣取ると下から写すことになり、手元や鍵盤が写りません。
望遠レンズがあれば、やや上方向から撮影すると良いでしょう。
お子さんの発表会ということは、当然演奏も楽しみにされていることでしょう。
何枚も連写すると撮影音が気になったりします。ここぞというところで撮影され、
あとは演奏をお楽しみくださいね。

**質問&作品 募集!!**
「カメラとお散歩」ではカメラや写真撮影に関する質問、ならびにあなたの作品を募集しています。
いただいた作品には宮本さんからの講評並びに、ワンポイントアドバイスがいただけます。
なおご質問の際には、お使いの機種やどのような状況でのことかなどなるべく具体的に教えてくださいね。
メールの件名は「カメラとお散歩」係:816@minoh.net
お待ちしています。