ふらっとちゃっと 原子力の未来は…?大阪大学環境・エネルギー工学助教、竹田敏さん

2016/05/08

flat-1↑竹田敏さん(前列左から2人目)
大阪大学で環境を学ぶ学生がお送りしているラジオ番組「ふらっとちゃっと」。
大学の先生や留学生をゲストに迎えたり、いま話題のテーマで討論したり、地域で行われている催しに参加して取材したり、毎月趣向を凝らしてお届けしています。
(放送…第2日曜午後2時~3時30分・再放送午後9時、翌月曜午後2時)

■発掘!Osaka University
今回お話をうかがうゲストは、ふらっとちゃっとの学生たちの先輩&先生に当たるかたです。
「大阪大学大学院工学研究科環境・エネルギー工学専攻、この4月から助教として赴任しました。
竹田敏(たけだ・さとし)です」
専門は、原子力工学。
大阪大学では、当時新設された環境・エネルギー工学専攻の第一期生として研究を行い、卒業後は原子力関係の企業に就職しました。
仕事の内容は、なんと原子炉、それも炉心の設計!
そのプレッシャーたるやもの凄く、「絶対ミスをするな!」と上司からも言い渡されてきました。
もちろん、何重もの厳重なチェックは受けますが、ひとつの設計ミスが致命的なな影響を及ぼしかねないので、責任は重大。そういった現場での業務は、とても貴重な経験だったといいます。
そんな竹田さんが大学に戻ることになったのは、かつて教えを受けた教授からのメールがきっかけでした。
「大学に戻って教える気はないか」
翌日には承諾の返信をしたという竹田さん。
「自分を選んでいただいた、そのことが嬉しく、期待にぜひ応えようと決意しました」
先生としては一からの出発ですが、ともすればネガティブなイメージを持たれる原子力について、大きく変えたい、人から「おっ?」と思われる研究をしていきたい、と抱負を語っていただきました。
学生時代はサッカーで体を動かしたり、楽器の演奏もいろいろ経験したそうで、
・中学…ユーホニウム
・高校…ホルン
・現在…バイオリン
先日も、吹奏楽団をバックに「情熱大陸」を演奏したとか。
凄いですね!
「いや、あれはあんまり難しくないので…」

flat-2エア楽器、いろいろ演奏中…?