スマートフォンのズームは使っていいの?@「カメラとお散歩」

2016/11/02

毎月第一水曜日11時からお送りする「カメラとお散歩」ではスタジオに
カメラマン宮本陽さんをお迎えして、カメラの楽しみ方や撮影エピソード、
ワンポイントアドバイスなどを聞かせていただきます。

今日は職場体験生・箕面第六中学校の上田真生さんもスタジオに同席し、
メモを取りながら熱心に聞いていました。

今月のテーマは「スマートフォンのズームは使っていいの?」。

実はスマートフォンのズームは本来の意味でのズームではありません。
画面上で拡大するデジタルズームは、小さいものをデジタル処理で拡大して
いるため、画質がかなり劣化することが多いのです。
スマートフォンの画面でしか見ないのであれば問題のないレベルですが、
パソコンなどの大きな画面で見ると、ザラザラとした感じは目に見えてわかります。
では、どのような場合にスマートフォンのデジタルズームを使う意味があるのでしょう。
それは被写体の形状をなるべく歪ませることなく、元の形状に近いように写したい場合です。
広角レンズで接写するといわゆる「鼻デカ犬風」にレンズに近い部分が強調されます。
四角いはずのお弁当箱なのに、手前がより広く、まるで台形のように写っている写真を
見たことはありませんか?
これは広角レンズで近寄って撮影すると、物の形状が極端にデフォルメされるため
起こること。
それを避けるために少し遠くから、周囲に余計なものが写ったまま撮影し、
後でトリミングします。こうすることで、元の形状に近い写真が撮れるというわけです。
画質を優先する場合、ものの形状を正確に伝えたい場合、など、ケースバイケースで
デジタルズームを活用してみてはいかがでしょうか。

難しいことを考えずに撮影を楽しめるのがスマートフォンカメラの良いところ。
そのメリットを活かして楽しみたいものですね。

【宮本陽さんの関連Blog記事】→iPhone7Plusのデュアルレンズ

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(千波留)