ラヂオ塔って何?箕面観光ボランティアガイド 竹林和兵衛さん登場@みのたんらじお

2016/12/24

毎週土曜日あさ11時よりメイプルホールロビーから公開生放送でお送りしている「みのたんらじお」(箕面市提供)
週末のオススメ情報を紹介したり、ゲストをお迎えして楽しいおしゃべりで過ごす1時間です。
この日はクリスマスイブという事で、みのたんらじおもクリスマス仕様でお送りしました。

箕面でイキイキと活動する皆さんをお迎えしてお話を伺うコーナー「みのおコレ一番!」には
箕面観光ボランティアガイドの竹林和兵衛さんにお越しいただきました。
竹林さんは6期生で、今回がみのたんらじお初登場です。p1070065_3

昨年お仕事をリタイアされ、自由な時間が出来たという事で
箕面に関わる色々な事を探究されています。
竹林さんの研究の大きな2つのテーマのうち
今回は「ラヂオ塔」についてお伺いしました。

ラヂオ塔とは、ラジオ放送の送信アンテナ塔ではなく、
公衆用聴取施設と呼ばれたラジオの普及の為に公園など
人が集まる場所に設置されたラジオ受信機を収めた塔で、
昭和5年に大阪天王寺公園に設置されたのが最初で、
その後昭和18年頃までに450基以上設置されていたものなんですって。
街頭テレビより前に、娯楽として当時の市民たちが楽しんでいたもののようです。

その、ラヂオ塔がなんと瀧安寺にもあるそうです。

ryuuannzi_b

竹林さん撮影

観音堂手前の手水舎の後ろに燈籠状の石塔があります。
灯籠の形をしているので周りの情景に溶け込んでいますが、
よく見ると、NHK大阪放送局のコールサインである「JOBK」と記された石板が貼付られています。p1070067_2

別のラヂオ塔を調べるにあたって
関連資料を探すなかで、ラヂオ年鑑昭和16年版に
昭和14年大阪箕面公園設置という記述を見つけられ、
専門家の確認も得て、インターネット上の
フリー百科事典Wikipehiaに大阪府下6番目、
台湾含めて29番目の現存するラヂオ塔として竹林さんが追加記入されました。

竹林さんのような方の手によって、
フリー百科事典Wikipehiaの編集はされているんですね。

竹林さんには繁田さんから、
瀧安寺のラヂオ塔も文化庁の登録有形文化財(建造物)として
登録してもらうために尽力してくださいとお願いしておきました。

1月のオープンハイキングは2回です。
1/8(日)の初ハイキングは、化石谷から箕面川ダムを1周する14Kmの中級コースと
1/21(土)は風の杜から政の茶屋までの9Kmの一般向きです。
みなさんの御参加をお待ちしています。

2016年12月24日(土)朝11時から放送「みのたんらじお」