2017年、カメラと写真はこうなる?!@「カメラとお散歩」

2017/01/04

毎月第一水曜日11時からお送りする「カメラとお散歩」ではスタジオにカメラマン宮本陽さんをお迎えして、カメラの楽しみ方や撮影エピソード、ワンポイントアドバイスなどを聞かせていただきます。
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2017年最初のカメラとお散歩は いただいたご質問への回答から始まりました。

Q.今度家族でスキーに行く予定です。
子どものすべる様子を撮影したいので、コツを教えてください
A.スキー場は周りが雪で真っ白な状況です。
この状況で撮影すると、カメラが勝手に「明るすぎる」と判断し、暗めに撮影される
 はずです。ですから露出補正(プラス)して、明るくなるようにしてください。
ただし、露出補正しすぎると白い部分のデーターが飛んでしまう場合がありますので、
 お気をつけて。
 次に構図について。お子さんが滑っているのを横から撮ると、及び腰に見えることが
 あります。滑ってくるお子さんを下から撮影する方がカッコ良く撮れる可能性が高いと
 思います。縦方向の動きはピントが合わせにくいものですが、何枚も撮影することで
 対応されるといいでしょう。

どうぞご参考になさってください。

さて、今回の本題は「今年、カメラと写真はどうなるのか」。
宮本さんの予想をお話ししていただきました。

1.スマホカメラはダブルレンズ化が進む
 iPhone7に代表されるように広角と標準域を使い分ける流れが加速すると思われます。

2.撮影後にピント位置を調整する
 撮影の際取り入れた距離情報をもとに、後からピント位置を変更したり、
 本来ありえないほどのボケを背景に生じさせることもできるようになりつつあります。
 ただし、写真の基礎に反する結果を出すことで、違和感を生じさせる場合もあります。

3.AIに撮影を任せる
 人工知能搭載により、何もかもカメラにお任せ……という流れも。
 構図までお任せ、ということもありえるでしょう。

4.一眼レフはさらに高画素化しさらに高価に
 スマートフォンカメラの著しい進歩に対抗するように、一眼レフはスマートフォンとは
 比較にならない巨大な面積を利用したセンサーを活かした高画素化の動きも出ています。
 実際に、画素数が多いことで、一部分をトリミングして使用する際、画質低下がなく、
 高精細な印刷等の利用価値も上がります。
 反面、価格は上昇の一途です。
 そのためステップアップして一眼レフへ…という世界が閉ざされなければいいのですが…。
 (各メーカーはその辺りの層をミラーレスに呼び込んでいるようです)

以上2017年のカメラや写真を取り巻く状況を宮本さんに予測していただきました。
2017年も「カメラとお散歩」をよろしくお願いいたします。

「カメラとお散歩」毎月第一水曜日 午前11時〜
             再放送 当日午後7時40分〜

**質問&作品 募集!!**
「カメラとお散歩」ではカメラや写真撮影に関する質問、ならびに
あなたの作品を募集しています。

いただいた作品には宮本さんからの講評やワンポイントアドバイスがいただけます。

なおご質問の際には、お使いの機種やどのような状況でのことかなど
なるべく具体的に教えてくださいね。

メールの件名は「カメラとお散歩」係。
816@minoh.netあてにお寄せください。

お待ちしています。
(文責:千波留)