まちのラジオ第3週 どっこい三味線&ごった煮座…かしまし娘の生電話?「こと」ってなんのこと?城崎カニ旅行のてんまつは?

2017/02/16

gottani-1箕面の元気な活動グループが週替わりでお送りする「まちのラジオ」(木曜午後3時、再放送は同日午後9時、翌日曜午後1時)。毎月第3週は、「どっこい三味線」と「ごった煮座」の二つのグループが協力して番組を制作しています。

「かしまし娘の正司照枝さんから、電話がかかってきたんですよ!」
興奮気味に話すのは、どっこい三味線の篠山さん。
かしまし娘といえば、音曲漫才で一世を風靡した三姉妹のトリオ。
篠山さんは、かねてから音曲漫才の芸人が三味線をクルッと背中に回す技をやってみたかったといいます。三味線のストラップに工夫があるようですが、どうすればいいのか。
そんな折、行きつけの美容室にかしまし娘の次女・照枝さんがよく来られると聞きつけた篠山さんは、美容師さんに「会ってみたいものだ」と話していました。
それが先日、その美容室から電話があり、「今、来られてますので」と言われた後に、照枝さんご本人が電話に出られました。
ひえええ!
恐縮しきりの篠山さん。
気になっていた三味線の工夫も丁寧に教えてくださって、本当に感謝感激です!と興奮も冷めやらぬごようすでした。

熊野禮助さんからは、止々呂美に伝わる「こと」という風習についてのお話。
そもそも「こと」とはなんのこと?琴?事?古都?糊塗?
2月になると、村の長老が集まり
「子蒸しをどこの家でやろうか」
と相談します。
やがて、選ばれた家に山神さまがやって来ます。蓑・笠をかぶり、天秤をかつぎ、手にはつちのこ(わらを叩く道具)と一升瓶を下げて。(ナマハゲのようなものでしょうか?)
家の前で、山神さまは
「ここは何を蒸しやるぞい」
家の人は
「いぼや疱瘡、はしかを蒸しやるぞい」
それを聞いた山神さまは
「ほほう、それは安(やす)なことじゃのう」
こう言って、六法を踏みながら家に入って見得を切り、拍手で迎えられます。
山神さまを迎えて宴会が始まり、その間にもち米を蒸しながら、その湯気に赤ん坊の服などを当てて、無病息災を祈ったといいます。
「そこで、”こと”の由来なんですが」
蒸し上がったもち米をお膳にあける、そのときに「こと」と音がする、それが行事の呼び名になった…そんな謎解き。昔の人の、おおらかでほほ笑ましい暮らしぶりが伝わってくるような、そんなお話でした。

ごった煮座の柴田さんは「城崎へ、カニを食べに行ってきました!」
ところが例年にない大雪のため、帰りは向こうを午前10時にバスが出て、大阪着は午後6時!大変難儀なカニ旅行となりました。
それだけ苦労したぶん、カニは美味しかったことでしょうね。
「それが…」
安い旅館を選んだら、カニが出てこなかったそうです。
残念ー!